ハイムーン漫画から学ぶ環境問題5「役割分担?」

【ハイムーン先生の環境漫画の説明】

 かつて、日本は物づくりの国でした。しかし、現在の日本では多くの製品は海外で生産されたものを使っています。そして、ごみにしています。いまや、物づくりは、お隣中国や東南アジアの国々が担っています。皮肉なことに、日本で発生した廃棄物がそれらの国に輸出され製品の原材料となって循環しています。まるで、「物づくり」と「ごみづくり」を役割分担しているようです。

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【グラフの説明と背景情報】

 グラフは日本国内で発生したプラスチックくずの海外への輸出をあらわしたものです。輸出先は2017年までは主に中国でした。

 プラごみ輸出は2000年以降急増し、2005年には100万トンを超え、最も多かった2013年には168万トンに達しました(100万トン超えは2018年まで続きました)。

 「日本から輸出されるプラごみは、品質が高く、現地では資源として歓迎されている」と言う人がいますが、分別の不十分なプラごみが輸出されていたことは、京都市ごみ減量推進会議が2019年に上映会を催した「プラスチック・チャイナ」の中でも描かれていました。20181月中国の輸入規制強化の後、日本国内のリサイクル市場は混乱しましたが、輸出先を変え、プラごみ輸出は続いています。

     財務省貿易統計では「プラスチックくず」と表記されている。