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シリーズは6話構成になっています。今回はその4。
地球規模の環境問題として関心が高まっている海洋プラごみ問題と、私たちの暮らしとのつながりについて、紹介しています。これまでの講話で、両者の間がかなり埋まってきました。私たちの社会は、プラスチック大量消費の結果、大量のプラごみ発生させ、そのリサイクルを進めてきました。ところが、再生品の需要以上に廃プラが集まるようになり、国内でリサイクルしきれない廃プラは海外へ輸出されていました。その量は毎年100万トン以上ありました。どこに向けて輸出されるのか、どのようなプラスチックが輸出されるのか見ていきましょう。
海洋プラごみ流出の多い国に、「分別回収の仕組みや環境教育プログラムをセットで輸出するべき」という人もいますが、大量の廃プラを輸出して(押し付けて)「きちんと分けましょう。地球環境のために」なんて、ちょっと虫が良すぎるのではないでしょうか。まず私たちの国からの「輸出圧力」を減らすことが大切で、そのためには、使い捨て(シングルユース)プラ使用の見直しを進めていく必要があると思います。