外国でリサイクルされているPETボトル

海外輸出に頼るPETボトルリサイクル
(図をクリックしてもらうと拡大します)

国内で回収されたプラスチックが、国内で処理・リサイクルされているのではなく、海外に「輸出」されている分があることを伝えてきました(「プラごみ輸出」参照)。
そのことはPETボトルも例外ではありません。2019年度18万2千トンの回収PETボトルが輸出されていましたが、過去およそ10年ほど、毎年20万トン前後の輸出が続いていました。

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2022年のプラごみはどこへ?

2022年のプラごみ輸出上位の国。地域

2018年初頭からの中国の廃プラ等の原則禁輸以降、日本から海外に輸出される廃プラは、量こそ減りましたが、行き先を変えて、おもに途上国に輸出されています。
もともと最大の輸出先だった中国は、プラスチックごみの海洋流出が世界で最も多いと指摘されていた国)ですが、今の輸出先上位に位置するマレーシア、ベトナム、タイ、インドネシアなどの国々も、プラごみ海洋流出の多い国といわれています。

なお、プラごみの中には、生産ロスなど材質が明らかで工業原料として価値の高いものもあり、先進工業国・地域に輸出されているものもあります。
注) Jenna R. Jambeckらの調査による

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廃プラの輸出先が変わった

中国の廃プラ禁輸で何が起きた ・かつて世界最大の廃品輸入国だった中国は、2017年7月、同年末をもって海外からの廃プラスチック、廃家電、古紙の輸入を原則禁止することを宣言しました。それまで毎年100万トン以上の廃プラスチ … 続きを読む

プラごみ排出量と海外輸出量

プラごみ排出量と輸出量の合わせグラフ(2軸グラフ) プラスチックごみの発生状況と、海外への輸出量を同じグラフに表してみました。棒グラフはプラごみ発生量で、折線グラフは海外輸出量です。それぞれの単位が違いますのでご注意くだ … 続きを読む

廃プラの海外輸出と時代のトピック

廃プラの輸出推移とその時代に起きたできごと ・プラスチックくずの海外輸出量を、財務省の貿易統計をもとに調べたデータをグラフ化しました。 ・グラフに社会状況を書き足しました。プラスチックリサイクル制度が整備された後、特に2 … 続きを読む