2019年度のプラごみ内訳

どんなものがプラスチックごみになっているのか

日本国内から排出されるプラスチックごみ(以下、廃プラ)は毎年1,000万トンほどでした。近年少し減って850万トンまで減りましたが、それでも大変な量です。どのようなプラスチックがごみになっているかグラフにしました。
最も多いのが、容器包装・コンテナで全体の半分近くを占めます。この中には家庭から排出されるものだけでなく、事業系プラも含まれます(事業所から出る廃プラは産業廃棄物扱い)。

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プラごみの増え方(1980年〜2018年)

プラごみはどんな増え方をしたか

日本国内でのプラスチックごみの発生状況です。1980年と2000年のわすが20年間だを見ても、約3.5倍に増えているのがわかります。2000年からリーマンショック前の2008年まで、ほぼ毎年年間1,000万トンものプラスチックごみが排出されていました。リーマンショック以降、廃棄量は少し減りましたが、それでも年間800万トン以上のプラごみが発生しています。

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プラスチックの生産、消費、廃棄、輸出量

生産、消費、廃棄、ごみ輸出 四種合わせグラフ

日本国内でのプラスチック樹脂の生産量と消費量、廃プラ、プラごみ輸出量をひとつのグラフにまとめてみました。それぞれの量、増えた時期、増え方、これらを比較することができます。

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プラスチックの生産量(国内と世界)

プラスチック

プラスチックは第二次世界大戦後、世界に広まり、人々の暮らしを劇的に豊かにしてくれました。安く、大量に、どのような形・色にも成形でき、腐らず、水にも強いというとてもすぐれた性質をもっています。ところが、一旦環境中に放出されると、自然界で容易に分解せず、いつまでも残り続け、景観・美観を損なうだけでなく、生き物たちの暮らしにもたいへんな影響を与えるというやっかいなしろものになってしまいます。使う量、ごみとして出る量が少ないうちは大きな問題になりませんでしたが、量が増えるほどに、プラスチックごみも増え、世界の各地で大きな問題を引き起こしています。

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