外国でリサイクルされているPETボトル

海外輸出に頼るPETボトルリサイクル
(図をクリックしてもらうと拡大します)

国内で回収されたプラスチックが、国内で処理・リサイクルされているのではなく、海外に「輸出」されている分があることを伝えてきました(「プラごみ輸出」参照)。
そのことはPETボトルも例外ではありません。2019年度18万2千トンの回収PETボトルが輸出されていましたが、過去およそ10年ほど、毎年20万トン前後の輸出が続いていました。
市町村が地域住民から分別回収したPETボトルは、ほとんどが国内でリサイクルされていますが、回収されているPETボトルはそれだけでなく、スーパー店頭や自動販売機横の回収箱などに投じられるPETボトルもあります。特に自販機横で回収されるPETボトルの多くが、ラベルやキャップが除去されず、飲み残しの入ったものもあります。その多くが、国内のリサイクル業者に引き取られず、海外に「輸出」されています。

データ出典:PETボトルリサイクル推進協議会(http://www.petbottle-rec.gr.jp/data/calculate.htm)。
2021年8月14日確認 図の作成 堀 孝弘(京都市ごみ減量推進会議)