数ある清涼飲料の中で、何が増えた?
(図をクリックしてもらうと拡大します)
・PETボトルの90%近くが清涼飲料の容器として利用されています(PETボトルの用途はほとんどが清涼飲料)。
・では、その清涼飲料の中で、近年特に消費が伸びている品種は何でしょうか。
・多くの人が予想されるとおり、ミネラルウォーター類の伸びが目立ちます。グラフの左下から右上に青い線が突き抜けています。緑茶飲料の緑の線も左下から右上に大きく伸びています。緑茶飲料には麦茶やはと麦茶、その他のブレンド茶は含まれていません。それらはその他茶系飲料として別にまとめて赤い線であらわしています。緑茶飲料とその他茶系飲料を合わせると、どれより多く伸びた品種になります。
・ミネラルウォーター類、緑茶飲料ともに缶や紙パックでも販売されていますが、90%以上がPETボトルで販売されています。「水」や「茶」は、PETボトル入り商品でなければ入手できないものではありません。近年、各地自治体の努力で水道水の安全性やおいしさも向上しています。また「茶といえばPETボトル入り」しか知らない人の増加は、文化の面でも考えるべき課題ではないでしょうか。あらためて消費のあり方を見直す時期に来ていると思います。
参考URL
リーフ茶は世界最高水準の水道水で
https://kyoto-leaftea.net/merit/merit-515/
データ出典:「清涼飲料水関係統計資料」一般社団法人全国清涼飲料連合会より
ミネラルウォーター類のデータは,(一社)日本ミネラルウォーター協会より(輸入を含む)
作図 堀 孝弘(京都市ごみ減量推進会議)