【ハイムーン先生の環境漫画の説明】
数多いハイムーン先生の漫画の中で最もよく活用されている漫画の一つです。街にあふれる使い捨て商品を一生懸命回収し、リサイクルして元に戻している状況の中で、ある人が蛇口を指さして「元栓を閉めた方が早道ではないか?」と叫んでいる場面です。まさに「そのとおり」で、蛇口を開きっぱなしで、あふれてくる品物をいくら元に戻しても状況はよくならなりません。リサイクルだけでは廃棄物問題は解決できず、上流対策の必要性を端的に表現した漫画です。
【グラフの説明と背景情報】
では実際に「あふれる使い捨て商品」と「リサイクル」の関係を見ることにしましょう。
使い捨て商品は数多くありますが、代表的なもののひとつにペットボトルがあります。ペットボトルのリサイクルは社会に定着し、多くの人が市町村ごとに決められたルールに従って、きちんと分別排出しています。そのため、空き容器の回収量は年々多くなり、回収率も高くなっていますが、消費量そのものが急激に増えています。まさに絵に描かれたままの様子がグラフから見えます。