【ハイムーン先生の環境漫画の説明】
京都市ごみ減量推進会議は2016年秋から「リーフ茶の普及で、ペットボトルを減らそうキャンペーン」に取り組んでいます。この絵は、そんなごみ減にハイムーン氏が描き下ろしてくださったものです。手軽で便利、魅力的な商品の多いペットボトル飲料ですが、一方、普及しすぎて「お茶を淹れることができない人」、「スーパーやコンビニで売られているボトル入り茶しか知らない人」が現れています。
茶葉から淹れた緑茶には、ペットボトル緑茶にはない特徴があります。特に煎茶は、一煎目、二煎目、三煎目へと、味や香りが変わっていきます。この特徴はペットボトル緑茶では絶対に再現できません。淹れた後の茶葉も「食べる」「脱臭剤」など様々な活用方法があります。たまには、ゆっくりお茶を淹れる時間を持ちたいものです。
【グラフの説明と背景情報】
過去20年強の清涼飲料の増加を表したグラフです。ミネラルウォーター類の増加がすごいですね。左下からスタートして、2018年度にはトップに躍り出ています。それに次いで増加率の高いのが緑茶飲料です。ミネラルウォーターも緑茶飲料も今では90%以上※がペットボトルで販売されています。
緑茶飲料のすぐ下に、「その他茶系飲料」という赤い折れ線があります。麦茶や玄米茶、ブレンド茶などがこれに含まれます。この「その他茶系飲料」と「緑茶飲料」を合わせると、「茶」が一躍トップに躍り出るのです。ペットボトル茶の増え方の激しさがグラフから伝わるかと思います。
データ出典
※ ペットボトルでの販売比率 2019年度実績ミネラルウォーター91.6%、緑茶飲料96.4%
出典 一般社団法人全国清涼飲料連合会「清涼飲料水統計資料」2020年度版より
参考
リーフ茶の普及で、ペットボトルを減らそうキャンペーン
https://kyoto-leaftea.net/
脱プラ・減プラに関する活動の記録(https://kyoto-leaftea.net/reports/)やインタビュー記事(https://kyoto-leaftea.net/movies/)などわ掲載しています。