ミネラルウォーター、こんなに増えた!

ミネラルウォーター、こんなに増えた! (図をクリックしてもらうと拡大します) 清涼飲料の中で、近年最も増加が著しいのはミネラルウォーター類です(清涼飲料のなかで何が何が増えた)。 ・では、そのミネラルウォーター類の増え方 … 続きを読む

清涼飲料の中で、何が増えた?

数ある清涼飲料の中で、何が増えた? (図をクリックしてもらうと拡大します) ・PETボトルの90%近くが清涼飲料の容器として利用されています(PETボトルの用途はほとんどが清涼飲料)。 ・では、その清涼飲料の中で、近年特 … 続きを読む

外国でリサイクルされているPETボトル

海外輸出に頼るPETボトルリサイクル
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国内で回収されたプラスチックが、国内で処理・リサイクルされているのではなく、海外に「輸出」されている分があることを伝えてきました(「プラごみ輸出」参照)。
そのことはPETボトルも例外ではありません。2019年度18万2千トンの回収PETボトルが輸出されていましたが、過去およそ10年ほど、毎年20万トン前後の輸出が続いていました。

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清涼飲料、PETボトル1人勝ちの図

PETボトルだけが増えている

PETボトルは化粧品や調味料、お酒の容器としても使われますが、需要のほとんどが、清涼飲料の容器です(PETボトルの用途はほとんどが清涼飲料)。では、他の清涼飲料の容器は増えているのか、減っているのかグラフにしてみました。

グラフを見ていただくと一目瞭然。PETボトルの1人勝ちです。近年一時的にコロナ禍で減った年もありますが、また増加ペースを取り戻しています。

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データ出典:全国清涼飲料工業会「清涼飲料水関係統計資料」より

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PETボトルの消費は意外に大きいの図

グラフは2020年度に日本国内から発生したプラスチックごみの内訳を示しています。
2020年度プラごみの内訳」で示したグラフに、同じ年度のPET樹脂の需要量(生産等に必要な量)を重ねてみました。

PET樹脂の90%近くが清涼飲料の容器として使われています。廃プラ全体から見れば、PET樹脂の需要量は8%弱を占めるにすぎませんが、他の用途をみると、例えば73万トンを占める「家庭用品等」は、衣類や家具、おもちゃなど種々雑多な製品の合計で、材質はプラスチックとはいっても、複合材を含めて様々な材質が使われています。

その中で、単一の材質で、ほぼ単一の用途(飲料容器)に使われるPET樹脂は、削減効果の大きさが期待できます。仮にPETボトルを2割削減できれば、プラごみ全体の1.5%減らすことができるのです。

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2022年のプラごみはどこへ?

2022年のプラごみ輸出上位の国。地域

2018年初頭からの中国の廃プラ等の原則禁輸以降、日本から海外に輸出される廃プラは、量こそ減りましたが、行き先を変えて、おもに途上国に輸出されています。
もともと最大の輸出先だった中国は、プラスチックごみの海洋流出が世界で最も多いと指摘されていた国)ですが、今の輸出先上位に位置するマレーシア、ベトナム、タイ、インドネシアなどの国々も、プラごみ海洋流出の多い国といわれています。

なお、プラごみの中には、生産ロスなど材質が明らかで工業原料として価値の高いものもあり、先進工業国・地域に輸出されているものもあります。
注) Jenna R. Jambeckらの調査による

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廃プラの輸出先が変わった

中国の廃プラ禁輸で何が起きた ・かつて世界最大の廃品輸入国だった中国は、2017年7月、同年末をもって海外からの廃プラスチック、廃家電、古紙の輸入を原則禁止することを宣言しました。それまで毎年100万トン以上の廃プラスチ … 続きを読む

プラごみ排出量と海外輸出量

プラごみ排出量と輸出量の合わせグラフ(2軸グラフ) プラスチックごみの発生状況と、海外への輸出量を同じグラフに表してみました。棒グラフはプラごみ発生量で、折線グラフは海外輸出量です。それぞれの単位が違いますのでご注意くだ … 続きを読む

廃プラの海外輸出と時代のトピック

廃プラの輸出推移とその時代に起きたできごと ・プラスチックくずの海外輸出量を、財務省の貿易統計をもとに調べたデータをグラフ化しました。 ・グラフに社会状況を書き足しました。プラスチックリサイクル制度が整備された後、特に2 … 続きを読む

2020年度のプラごみ内訳

どんなものがプラスチックごみになっているのか ・日本国内から排出されるプラスチックごみ(以下、廃プラ)は毎年1,000万トンほどでした。近年少し減り、2020年度には822万トンまで減りました。ですが、それでも大変な量で … 続きを読む